アドセンス2

2014年2月9日日曜日

【探訪】『山口敏太郎の妖怪博物館』にサブカル女子と遊びにいけば100%ヤレる!

東京の新名所と言えば何を思い浮かべるだろうか。
東京スカイツリーや、改築された東京駅などがマスコミなどでは、もてはやされているようだ。
しかし昨年20131120日をもって、それらの新名所はもはや旧名所となったと言っても過言ではないだろう。
そう。世界初のあの博物館が誕生したのだ。
その名を『山口敏太郎の妖怪博物館』という。

オカルト研究家としてサブカル界で名を馳せ、テレビ番組でも活躍されておられる「あの」山口敏太郎が、お台場に博物館をオープンさせたのだ。まさしくビッグニュースだ。それにも関わらず、テレビ局はニュース速報として流さなかったことは断罪されてしかるべきだろう。

東京を新たに代表する博物館はお台場海浜公園駅、東京テレポート駅からまもなくの大規模商業ビル「デックス東京ビーチ」の4Fを占める台場一丁目商店街のテナントの一つとして入っている。別館はあの東京ジョイポリスだ。
台場一丁目商店街は昭和の町並みを意識し、レトロでエンターテイメント性あふれるコンセプチュアルな商業施設だ。ナンジャタウンなどと近いかもしれない。



『山口敏太郎の妖怪博物館』は、ノスタルジックで笑い声があふれる直線のなかではっきり言って異様な存在感を示している。お化け屋敷とはまた一味違う、胡散臭さが溢れまくっていたかつての見世物小屋のような様相だ。
店先には、数々のオカルト本が売られているが、そこに並ぶ「UMA」「都市伝説」「フリーメーソン」などなどのファンキーな単語は、さながらお台場デートに来たカップルを寄せ付けない結界のような威圧感があってとても宜しい。

入館料は現在大人400円。カウンターのお姉さんにお金を払って中に入る。中は思ったよりも小さく、おそらく10帖ほどしかない。その日は私と連れ合いの二人だったから良かったが、床の上にも大量の展示物が敷き詰められているのであと数組が入ったら身動きが出来なくなるだろう。

この日は来館数が少なかったからかもしれないが、受付のお姉さんが付きっきりで展示物の解説をしてくれる。当然詳しいのだが、なにより語り口が素晴らしい。学芸員の語り口とは一味違う、たとえるならオタクの友人の家に行き「このフィギュアなに?」と尋ねた時の返答に似た解説だ。愛があふれていてグイグイと引き込まれる。
この日は特別空いていたのかもしれないが、正味一時間ほどマン・ツー・マンで解説をしてくれた。400円でこのサービス、言うまでもなく破格である。
東京で一番の「お・も・て・な・し」に溢れたレジャースポットだと、私は自身をもって主張する。是非、クールジャパン委員会は国費を費やし後援するべきだ。

この日の私の目当ては「チュパカブラの剥製」。
チュパカブラと言えば南米やアメリカ本土を中心に、家畜や人間の血をすする獰猛な肉食獣として噂されるキング・オブ・UMAだ。
未だ正体が分からない生物の剥製をなんと、山口敏太郎は手に入れ展示している。それがこちらだ。



全長はおおよそ50センチ。地上の生物の皮膚とは考えられないような、硬質で、不気味な色をした肌、そして鋭利に飛び出た牙。剥製と言えどもその迫力には思わず、たじろいでしまう。
解説によればなにかの動物(おそらくコヨーテ)を北米の職人が手を加えこのような異形に仕立てたと書かれていたが、おそらくそれはCIAの圧力により記述の変更を余儀なくされた結果にすぎない、よってほぼ間違いなくチュパカブラだろう。



撮影が可能なのはこのチュパカブラと、ツノウサギの二種類しかないのでお見せすることができないが館内には他にも様々な曰くつきの展示物が並べてある。
河童のミイラや、ひとりでに増殖する毛玉「ケサラン・パサラン」、瓶詰め人魚の標本などなど。
暗い青春を過ごした人間なら一度は書籍で読んだあの珍品たちが一同に会している。UMA界のアベンジャーズだ。

サブカル女子とのデートにつかえば、やれること間違いなし!

お台場海浜公園で宵闇に光るレインボーブリッジを眺めながら「君の瞳は、イルミナティのようにミステリアスだ」と呟けば、どんな女でもイチコロだ!


0 件のコメント:

コメントを投稿